COBOLとJavaのコードを自動生成する開発支援ツール

富士通がCOBOLと Javaのプログラムコードを自動生成するツールを開発販売するとのこと。

こちらの記事「富士通、設計書からCOBOL/Javaコードを自動生成する「Interdevelop Designer」をリリース」によると

最大の特徴は、日本語の設計書からCOBOLおよびJavaプログラムのソースコードを100%自動生成する機能(Javaコードの自動生成機能は現在開 発中で、2015年3月末に提供開始予定)。また、設計を変更する場合は、設計書の当該の記述を変更することで、ソースプログラムが自動的に変更される。 ソースプログラム自体に改変を行う必要がなく、設計書とプログラムソースが常に一致するため、文書管理やプログラム保守作業についても効率化することがで きる。

このツールを使うには事前の準備が必要で、いわゆるオペレーターのような人が別途、専属で操作するようになるのだろうか。先の紹介記事ページによると、この自動生成ツールの価格は以下の通り。

Interdevelop Designerを利用するには、最小構成で2台のサーバーライセンスの購入が必要。価格は、「Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ」が840万円からで、「Interdevelop Designer COBOL V1 開発クライアント」が58万8000円から。なおInterdevelop Designer COBOL V1 開発のクライアント環境はレンタルライセンスも用意され、その価格は月額4万9000円からとなっている。

開発した富士通によると「開発・保守コストを40%削減できる」とのことですが、この開発・保守のコストとは丸ごと人件費が占める。40%削減した結果が上記の費用と考えるべきなのだろうが、それが計算どおりなのかは使ってみなけりゃ分からないような気がする。

このオススメのCOBOL技術者の求人の給与を勘案するとどうなのだろう?
レンタルライセンスだと月額4万9000円。それにCOBOLプログラマーをオペレーターとして雇用すると考えたなら。

何れにしろ、どこまで使い回せるのか分からないことには判断のしようがない。

Webプログラマーとは

Webプログラマーとは、クライアントの要望通りにWebサイトが作動するようにプログラミングする技術者。

いろいろとやることは多い。

まず、インターネットとの接続に関しても、ルーターの設定コマンドからTCP/IPやWebサーバーの設定、DNSの設定、メールサーバーの設定と多岐に渡る。しかし、これは序の口なのだ。

本番は、データベースの構築とインタラクティブなWebサイトの構築になる。

このデータベースにはデータベースエンジニア、先立って紹介したルーターなどの設定はネットワークエンジニア。そして、Webサーバーの設定は、サーバーエンジニア(ネットワークエンジニアも兼任)、加えてHTMLコーダー、CSSコーダー、Webデザイナーなど多種多彩なエンジニアと専門職が関わることになる。

この一連の作業の中でWebプログラマーと呼ばれる人々の仕事はデータベースとWebサーバー間の情報伝達を司るプログラミングにある。

このプログラミング言語も多種多様でPHP、Perl、Python、Ruby、Javaなど複数ある。

これに加えて、データベースもMySQL、SQL Server、PostgreSQLと複数あって、それを得意とするエンジニアがそれぞれいる。

こういう無限とも思える組み合わせが発生する環境の中で、クライアントの要望をかなえるには何をどう組み合わせると最適なのか、その答えを持っている人はいるのだろうか?

結局、不確かな状況の中で偽りの確信を信じたふりをしながら、それなりの結果を出すのがWebプログラマーなのである。